「自分の小さな「箱」から脱出する方法」アービンジャー・インスティチュート()
新年明けましておめでとうございます。
今年は毎日とは行かないまでも、ある程度定期的に更新出来るよう頑張っていきたいと思います。
今年も宜しくお願いいたします。
新年ということもあり、自己啓発系の本を紹介してみます。
本書では、「箱」という名の自己欺瞞を、皆が知らないうちに抱えてしまっていること、そして、それが人間関係の問題を引き起こしてしまっていることを教えてくれます。それは家族間、会社での同僚、上司部下の関係においても同様であり、ビジネスの現場では、そうした「箱」に入った従業員が多いことで、会社の業績にも大きな悪影響をあたえます。
本書では、この「箱」の法則を従業員教育に組み込んで業績を高めた、架空の企業において、新しく入社した役員に対して新たにこの考え方を教え込んでいく過程を通じて、読者も一緒に学べるようになっています。
人は自分の感情に背いた行動を取った時、自分を正当化するために、自分以外の周りの世界を歪んで見るようになり、その時「箱」に入っている状態にあるとし、時が経つにつれ、いくつかの「箱」(自分を正当化したイメージ:良い夫、優秀な社員、優しい彼氏など)を持ち歩くようになると言います。
この「箱」に入っている状態では、周りを歪んで見るため、他の人もまた「箱」に入れてしまう。そうなると、互いに実際の行動も相手を尊重しないものとなり、よりお互いが自分自身を正当化するため、相手を非難していく。
自身がどう見られるか、どう評価されるかばかりを気にして、仕事の失敗などを全て周りのせいにして、自身を正当化ばかりするような従業員が多ければ、会社の本当の業績に集中して業務を行えなくなってしまいます。
こうした状況を打開していくためにも、「箱」から出る努力を行っていくことが必要となってきます。「箱」から出るためには・・・詳しくは本書で。
「箱」という概念を自分の中できちんと理解するのに、すこし時間がかかるかも知れませんが、夫婦・家族間、会社の上司・部下・同僚間、友達との関係はもちろん、より良い関係を築いていきたいという方、特に課題がなくても、本書を読むことで、様々な課題が実は自分の「箱」によって引き起こされていることに気がつけるかも知れません。
コンサルタントというと、各種の戦略やフレーム、業界知識、ロジカルシンキング、プレゼン能力などが注目されがちですが、実際に仕事をしていく中で、コンサルタントに最も求められるのは「対人コミュニケーション能力」なのではないかと感じることが多いです。もちろん、役職や専門によっては分析力であったりする場合もありますが。
コンサルとして立てた戦略や提案をクライアントに実行してもらうためには、クライアントとの関係性というのが非常に重要になってきます。その関係性をどう捉えるかは、提案の良し悪しにも影響してきます。もちろん、上述の通り、社内での自身の評価や、クライアントからの評価ばかりを気にして仕事をしていても、最良の提案というのは難しいでしょう。
自分も仕事を進める上で、上司や同僚との関係、クライアントとの関係構築に悩むところがありました。「コンサルタントとして間違った事、変なことは言わないようにしよう。」とか、もちろん、コンサルとして「らしく。」見せることが大事な時もありますが、それ以上にやはりクライアントにとって最善の案を出していくことが重要なのであって、自身の評価などは後回しなのです。そうした事に、改めて気付かされました。
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